夢東

公開日:2023/09/05 最終更新日:2023/10/30

夢東

夢東
中央区

器の老舗で学ぶ本格的な金継ぎ

おすすめポイント

ポイント1 圧倒的な歴史の長さ
ポイント2 自分のうつわを持ち込める
ポイント3 個々のスピードに合わせて講師が指導

基本情報

教室情報 東京都中央区日本橋本町1丁目8番地13号 日本橋滄浪閣ビル
会社情報 会社名:武藤株式会社
本社:東京都中央区日本橋本町1丁目8番地13号 日本橋滄浪閣ビル

講座情報

特徴

・完成までに複数回(平均8回)通うコース

・1回目は代用漆による金継ぎの概要・基本を学び、2回目以降本漆による金継ぎ体験で自身のうつわを2〜3個ほど修復できる

・定員6名

料金1回5,500円(税込)
日時・1回目…月曜日、火曜日、土曜日 10:30~12:00
・2回目以降…水曜日 10:30~、13:30~、15:30~/木曜日 10:30~、13:30~、15:30~/金曜日 10:30~、13:30~、15:30~/土曜日 15:30~、17:30~/日曜日 10:30~、15:30~

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伝統的な技術である金継ぎを学ぶのなら、直す器もしっかりとしたものがいいと考える方もいるでしょう。そんな希望を叶えてくれるのが高級漆器やガラス器の卸売販売を行う「器 日本橋 夢東 本店」です。

ここでは夢東の魅力や、金継ぎについて詳しくご紹介していくので、金継ぎ教室選びの参考にしてみてください。

夢東の特徴①創業100年以上の老舗

夢東の画像2夢東は創業者である武藤三郎氏が、大正12年に日本橋茅場町にあった薬屋の間口一間ほどの小さな場所を借りて、漆器専門の卸売販売店を起業したのが始まりです。その後、昭和2年11月に日本橋小舟町に「漆器問屋 武藤三郎商店」を創業、昭和6年頃に現在の所在地である日本橋本町に移転し、漆器や器の魅力を伝え続けています。

創業時から百貨店を中心に事業拡大を行ってきた夢東ですが、当時から 1つの地域に1つの百貨店との取引を原則として、既存のお得意先への商品供給を第一と考えた営業を行ってきました。経済的・合理的な目先の利益ではなく、仕入れ産地を大切にすることを信念に、これからもお得意先に寄り添った営業を続けていきます。

夢東の特徴②昔ながらの本漆金継ぎ体験

夢東の画像3そんな人やモノを大切にする信念が継承されている夢東では、昔ながらの本漆金継ぎを学べるワークショップを開催しています。

開催概要

費用:1回5,000円/人(税込)
費用に含まれるもの:体験料、講習料、材料費、施設利用料
人数:1回6名限定(予約は1名から可能)
持ち物:エプロン、アームカバー(できれば)、2回目以降は金継ぎしたい器
参加条件:6歳以上(12歳未満は保護者の同伴が必要)
時間:1回目/月曜・火曜・土曜の10:30~12:00、2回目以降は水曜~日曜の決まった時間から選択
場所:器 日本橋 夢東 本店

金継ぎの流れ

夢東での金継ぎの流れをご紹介します。まず初回の体験では夢東にて用意してもらった器を使用して、金継ぎの練習からスタートします。割れ目に爪楊枝で接着剤を塗布し、割れ目がしっかりと合うようにそっとつなぎ合わせましょう。

接着面が乾燥したらパテで隙間を埋める作業に入ります。パテは時間の経過とともに固まってしまうので、丁寧かつある程度のスピード感を持って行うのがポイントです。小さな欠けやヒビにも指やヘラを使ってパテを押し込むようにするときれいに入ります。硬化後にはみ出している部分があればヤスリで削って形を整えましょう。

金継ぎでは修復された傷跡のことを「景色」と呼びますが、続いてその景色を作っていく作業を行います。漆と金粉を混ぜたものを筆に取り、継ぎ目やパテ埋めをした場所に線を描きます。慎重さが必要な作業ですが、緊張し過ぎないようリラックスして行ってください。

仕上げに金箔の粉をつける「金粉蒔き」の工程を体験します。漆が乾き始めたら金粉を筆先に取り、少しずつちょんちょんとのせていきます。これを行うことで、より高級感のある上品な器に仕上がります。

ここまでが1回目の体験の流れです。2回目からは、職人と同じ本漆を使用した金継ぎの体験を行っていきます。本漆は硬化までに時間がかかることにより、1日から数週間を要するため、数回に分けて通うことになります。

工程は同じですが、接着剤もパテもすべてベースは漆であり、使用する工程によって混ぜる素材を変えていきます。接着や整形を行う「下地」と呼ばれる作業では、漆と砥粉で錆漆を作って継ぎ目をなぞります。

乾燥後に削り仕上げをしたら赤い柄弁漆を塗り、その上から金粉を蒔きます。柄弁漆の色が気に入った場合は、金粉を蒔かずに完成としてもいいそうです。持ち込む器の数や仕上がりの希望によって工程は変わるので、まずは講師に相談してみてください。

夢東の特徴③金継ぎ以外のワークショップも開催

夢東の画像4東夢では金継ぎはもちろん、さまざまな伝統技術や文化にふれるワークショップを開催しています。なかでも、金継ぎにも関わる「蒔絵」のワークショップは随時開催されており人気です。

もともと、漆器専門店である夢東の美しい漆器に囲まれながら伝統工芸に触れられる機会でもあるので、ぜひ素敵な環境で自分だけのオリジナルアイテムを制作しましょう。

開催概要

費用:1万1,000円/人(税込)
費用に含まれるもの:体験料、講習料、材料費、施設利用料
人数:1回4名限定(予約は1名から可能)
持ち物:なし
参加条件:6歳以上(12歳未満は保護者の同伴が必要)
時間:平日・土日の13:30~15:00
場所:器 日本橋 夢東 本店

蒔絵の流れ

体験当日は、会場に予約時間の10分前までに集合してください。はじめに「ミニラック」「手鏡」「楕円ボウル(大中小いずれか)」「菓子鉢」のなかから漆器を選択します。蒔絵は漆で絵を書き、そのうえに金銀などの色粉を蒔きつけて模様を表す技法ですが、この体験では漆ではなく初心者でも簡単に扱えてかぶれる心配のないカシュー塗料を使用します。

はじめに講師が蒔絵の流れを見せてくれるので、まずはそれを見ながら完成までの工程を理解しましょう。筆の角度や動かし方など、細かな部分もレクチャーしてもらうことができ、わからないことはすぐに質問できます。

流れや注意点などが理解できたらいよいよ実践です。伝統文様をかたどったマスキングシールや本物のもみじなどが用意されているので、それらを組み合わせて自由にデザインや配置をきめていきましょう。マスキングシールは絵柄部分が切り抜かれており、漆器に貼って切り抜かれている部分に塗料を塗ると簡単に絵柄を描くことができます。もみじを使う場合は葉に塗料を塗り、それをスタンプのように漆器に載せて転写します。

次は塗料で模様を描いたところに蒔絵粉を蒔く工程です。7色の蒔絵粉から好きなものを選択し、自分らしい色にしていきましょう。蒔絵粉は1色だけでも複数色選んでもOKです。作品はその日のうちに持ち帰れますが、その後直射日光を避けて3~4日ほど室内で乾燥し、粉を定着させ余分な粉を水で流せば完成です。

まずは公式サイトをチェックしてみよう!

創業100年の伝統ある漆器専門店でできる金継ぎが気になったら、まずは公式サイトを訪れて夢東についてチェックしてみましょう。最新のワークショップの情報はInstagramなどのSNSでも更新されているので、そちらを確認するのもおすすめです。

また、夢東で扱っている器の一部は公式サイトでも購入することができます。気になる方は、ぜひショップもチェックしてお気に入りの器を見つけてみてはいかがでしょうか。

夢東の口コミ・評判

この講座は「丁寧に教えてくれる講座」でした (男性 40代)
割れた陶器を自分で直したい方向けの講座で、本漆を使っての金継ぎの講座を受ける前に受ける初級編のような講座です。 接着剤と合成うるしを使った簡易金継ぎで割れやカケた陶器の修繕方法を学びます。 割れた陶器がない人はお店で割れた陶器を用意してくださいます。 実際に作業しながら進めていくのですが、各受講者の進み具合を見ながら進めていくので、置いてけぼりになることはありません。 わかりやすく丁寧に教えてくださるので、良かったと思います。 次回本漆の講座も受けたいと思っています。
運営者コメント

こちらの方は夢東のワークショップに参加し、簡易金継ぎの指導を受けられたようです。定員は4名程度の少人数制なので、ペースにバラつきが出る心配はないでしょう。 この方は練習も兼ねて簡易金継ぎ教室からスタートしたようで、教え方がわかりやすかったこともあってか、本漆を使う本格的な講座の受講にも意欲的な様子ですね。

この講座は「初心者が金継ぎの一歩を踏み出せる講座」でした (男性 40代)
金継ぎは興味があっても、伝統工芸だけにハードルが高そうで躊躇してしまいます。 仮に本などを参考にしても、接着の仕方、カケの補修など、やはり実際を見ないと力加減やノウハウがわからないことが多いです。 その工程を一つ一つ丁寧に教えていただきながら体験することができました。 結果、直していただきながら、実際に器を継ぐことができました。 奥深い世界ですが、その一歩を踏み出すことができました。 ありがとうございました。
運営者コメント

この方はもともと金継ぎをはじめようにも、その専門性の高さから個人で取り組むことに限界を感じ、夢東のワークショップの参加に至ったようです。 金継ぎは自宅学習用のキットも販売されているため、独学でもチャレンジすることはできますが、大事な食器を直したい方や慎重派・完璧主義者な方にとっては、ワークショップで教えてもらった方が向いているかもしれませんね。少なくともこの方は、夢東の指導にとても満足されているようです。

迷った方はこの教室がおすすめ

金継ぎ暮らし

金継ぎ暮らし

金継ぎ暮らしは東京を中心に活動しているグループで、年間に1,000個以上の金継ぎを行っています。たくさんの器を直してきた経験はもちろん、テレビ取材や監修、本の出版といったさまざまな実績もある、確かな技術を持った講師が教えてくれるのが大きな特徴です。

すべての道具が食品衛生法基準をクリアしているので、金継ぎした後も安心して食器を使用することができます。教室数も多いので、通いやすいのも強みだといえるでしょう。レッスン内容も、1日完結の体験コースや通って学ぶ本格コースがあります。

東京でおすすめの金継ぎ教室比較表

イメージ
教室名金継ぎ暮らしTNCA☆(Taku Nakano Ceramic Arts☆)工房こつぐにっぽん てならい堂夢東日本金継ぎ協会つぐつぐ
特徴食器に使える金継ぎを行える信頼できる実績が豊富本漆による金継ぎにこだわっている学べるものの種類が豊富老舗の伝統的な技術を学べる初心者でも安心して学べるスケジュールを調整しやすい
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら
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