本漆金継ぎが体験できる東京の金継ぎ教室おすすめ3選

公開日:2023/09/15 最終更新日:2023/10/06

金継ぎとは、割れた器を修復するための伝統的な技法です。茶人として有名な千利休が金継ぎ文化を普及させたといわれています。想い入れの深い器を直せるので、老若男女問わず人気があります。そこで当記事では、東京でおすすめの金継ぎ教室を3つ紹介します。熟練した講師がマンツーマン指導してくれるので、初心者でも挑戦できます。

金継ぎ暮らし

金継ぎ暮らしのメイン画像

金継ぎ暮らしの基本情報

教室名(会社名)金継ぎ暮らし(株式会社八意)
住所自由が丘教室:〒158-0083東京都世田谷区奥沢6-19-22 自由ケ丘ロイヤルハイツ205号室
電話番号03-6824-6511

ひとつ目におすすめするのが「金継ぎ暮らし」です。金継ぎの特徴や歴史などを解説していきます。

各地で教室を定期的に開催

「金継ぎ暮らし」は、東京を中心に教室を開いているグループです。自由が丘・六本木・大宮などで開催しています。

金継ぎとは、割れ・ひびなど損傷した器を修復する技法です。接着・修復・下地塗り・金蒔きの4工程で成り立ちます。割れた器の接着部分を金や銀などの金属粉で装飾します。金属粉が味わいを持たせ、より深みのあるデザインになります。

金継ぎの歴史

「金継ぎ」は日本古来から伝承されています。広く普及したのは、安土桃山時代から江戸時代ごろといわれています。当時は千利休が活躍していた頃で「茶の湯時代」とも呼ばれていました。茶道のなかで、器をたびたび割ってしまうことがありました。どうにか再利用できないかと考え、編み出されたのが金継ぎです。

近年では、各地で金継ぎ教室やイベントが開催されています。小麦粉や米粒など身近にあるもので接着できるので、技法を学べば一般の方でも直せます。「金継ぎ暮らし」は、マンツーマンで指導してくれます。ホームページのお問い合わせフォームから申し込みできるので、ぜひ参加してみてください。

金継ぎの注意点

金継ぎする前に、器を入念に洗ってください。異物が付着したまま接着するとうまくくっつかないからです。ホコリや油分、塩分などで汚れていると接着後にパキッと割れてしまいます。「キレイだから大丈夫」ではなく、念入りに中性洗剤で洗ってください。

洗ったあとは、器の水気を拭きとり乾燥させましょう。また割れた器同士を接着する際は、双方がズレないようにしてください。ズレて段差ができると見栄えが悪くなります。

接着したあとは、重力でズレたり外れたりしないようテープで固定してください。マスキングテープかセロテープで大丈夫です。うまくできるか不安になる方もいますが、講師がわかりやすく指導してくれます。注意点を守ると、お気に入りの器がキレイによみがえります。

夢東

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夢東の基本情報

店名(会社名)器 日本橋 夢東 本店(武藤株式会社)
住所〒103-0023 東京都中央区日本橋本町1-8-13
電話番号03-3279-2221

ふたつ目のおすすめが「器 日本橋 夢東 本店」です。体験の流れなどをお伝えしていきます。

創業百年を超えた老舗の漆器専門問屋

創業100年を超える「器 日本橋 夢東 本店」で、金継ぎ体験ができます。1回目で、初心者でも扱いやすい代用漆で基本を学び、2回目以降で本漆を使います。平均して8回程度のレッスンになります。

夢東は、蒔絵やワークショップを開催し、日本の伝統を発信している問屋です。さまざまな伝統工芸品にかこまれながら、充実した金継ぎ体験ができます。

金継ぎの手順

まず、用意した器の割れ目に爪楊枝で接着剤を塗ります。薄く均一に塗るのがポイントです。つぎに、接着面が乾いたら、パテを使ってすき間を埋めていきます。パテがはみ出た部分はヤスリで削ります。

修復したキズ跡を「景色」といいます。景色に漆と金粉を混ぜ合わせものを使い描いていきます。最後に、仕上げに金箔の粉をつけたら完成です。

体験の流れ

ホームページから申し込みできます。1回 5,500円、5~8回を目安に通う方が多いです。1回の教室で6名受講できるので、お友達や家族と一緒に体験できます。

当日は汚れてもいい服装で、エプロン・アームカバーをご持参ください。また体質によっては、漆で皮膚がかぶれることがあります。症状がでた場合は講師の指示にしたがってください。

はりよ 金継ぎ教室

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はりよ 金継ぎ教室の基本情報

教室名播与(はりよ)漆工芸教室
住所〒110-0016 東京都台東区台東3-41-4 加藤ビル3階
電話番号03-3834-1528

最後に紹介するのは「はりよ 金継ぎ教室」です。特徴や受講内容を説明します。

貴重な天然漆を使ってコーチング

天然の漆を使い金継ぎします。初心者でも安心して学べるよう、定員10人の少人数制で行います。受講生一人ひとりのレベルに応じた個別指導をしてくれるのが魅力です。

また金継ぎの合間を利用して、漆塗りや蒔絵なども教えてくれるので、興味のある方は挑戦してみてください。漆によってかぶれることがあるので、ビニール手袋やエプロンの着用をオススメします。

受講コース

3種類の受講コースから選べます。月1回コースでは、「入会金1万1,000円」「受講料月額6,930円(税込)」「教材費3,000~2万円」がかかります。月2回コースでは、「入会金「1万1,000円」「受講料月額1万1,770円(税込)」「教材費3,000~2万円」がかかります。月3回コースでは、「入会金1万1,000円」「受講料月額1万5,400円(税込)」「教材費3,000~2万円」となります。

各コース1回2時間の受講となっており、授業に必要な道具などは教室内の売店でご購入できます。

講師の紹介

はりよ 金継ぎ教室では、経験豊富な講師が指導してくれます。曜日・時間ごとに担当してくれる講師は違いますが、10名の方が日本の伝統文化を教えてくれます。

当教室での指導歴が30年の方や、過去に「岡本太郎記念現代芸術大賞」に入賞したことがある方など、伝統工芸に精通している実績者が在籍しています。経験豊富な講師たちと、伝統文化の魅力や奥深さを学べる教室です。

まとめ

本記事では、東京でおすすめの金継ぎ教室3つを紹介しました。どの教室にも経験豊富な講師が在籍しているので、初心者でも安心して受講できます。金継ぎは、接着・修復・下地塗り・金蒔きの4工程があります。接着時に割れた器同士がズレないよう注意しましょう。わからないことがあれば丁寧に教えてくれるので、質問しながら進めてください。千利休が広めたといわれている伝統文化にふれながら、大切な器を修復してください。

迷った方はこの教室がおすすめ

金継ぎ暮らし

金継ぎ暮らし

金継ぎ暮らしは東京を中心に活動しているグループで、年間に1,000個以上の金継ぎを行っています。たくさんの器を直してきた経験はもちろん、テレビ取材や監修、本の出版といったさまざまな実績もある、確かな技術を持った講師が教えてくれるのが大きな特徴です。

すべての道具が食品衛生法基準をクリアしているので、金継ぎした後も安心して食器を使用することができます。教室数も多いので、通いやすいのも強みだといえるでしょう。レッスン内容も、1日完結の体験コースや通って学ぶ本格コースがあります。

東京でおすすめの金継ぎ教室比較表

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教室名金継ぎ暮らしTNCA☆(Taku Nakano Ceramic Arts☆)工房こつぐにっぽん てならい堂夢東日本金継ぎ協会つぐつぐ
特徴食器に使える金継ぎを行える信頼できる実績が豊富本漆による金継ぎにこだわっている学べるものの種類が豊富老舗の伝統的な技術を学べる初心者でも安心して学べるスケジュールを調整しやすい
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