愛着を持った大切な器を、初心者でも直せる方法があります。簡易金継ぎは、新うるしを使った手法であり、簡単で乾燥時間も短いため1日で修復できます。そこで本記事では、東京で簡易金継ぎ体験ができる教室を3つご紹介します。陶器や磁器だけでなく、ガラス製品を直せる教室もあるので、ぜひ受講してみてくだい。
金継ぎ暮らし
金継ぎ暮らしの基本情報
会社名 | 株式会社八意 |
住所 | 自由が丘教室:〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1-14-8 2階 |
電話番号 | 03-6824-6511 |
金継ぎ暮らしでは、簡易金継ぎ体験ができます。1回で完了するコースなので、手軽に日本の伝統文化にふれられます。特徴や魅力についてご紹介します。
1日で簡易金継ぎを学べる「1回コース」
「金継ぎ暮らし」には、簡易金継ぎという1回コースがあります。簡易金継ぎとは、新うるしを使った技法のことです。新うるしは本うるしと違い、乾燥時間が短いのでより手軽に体験できます。数回受講するのはハードルが高いと感じる方は、簡易金継ぎから始めてみるのもいいでしょう。
金継ぎ暮らしでは、本うるしを使った4回コースと、新うるしを使った1回コースがあります。ご自身に合ったコースをお選びください。
4か所に教室がある
4か所で体験教室を行っています。自由が丘・六本木ヒルズ・府中・大宮です。ホームページまたは、お電話でご予約できます。また相談や質問がある場合は、LINEでも問い合わせできるので活用してください。
簡易金継ぎ(一回コース)体験は、2時間8,000円(税込)で伝統文化にふれながら、大切な器を直せます。直したい器をお持ちでない方は、体験用の器を購入することもできます。
金継ぎを修理依頼した場合の料金
体験コースだけでなく、器を修理依頼することもできます。3,500円から直してくれるので依頼してみるのもいいでしょう。料金は損傷具合によって変動します。損傷か所のサイズが大きいほど高額になるケースが多いです。
また割れが細かかったり、オプションを追加したりする場合も割高になります。まずは、問い合わせして見積りを出してもらうといいでしょう。ホームページのメールから、修復してもらいたい器の詳細情報を入力できます。器の画像を添付できるので活用しましょう。
TNCA☆(Taku Nakano Ceramic Arts☆)
TNCA☆(Taku Nakano Ceramic Arts☆)の基本情報
教室名 | Taku Nakano CeramicArts☆ |
住所 | 東京都港区南青山3-8-2 B1 OGビル |
「TNCA☆(Taku Nakano Ceramic Arts☆)」では、ほかとはひと味違う金継ぎ体験ができます。独特のセンスと、伝統文化の枠にとらわれない発想が講師の中野拓さんにあります。体験の特徴や、中野さんについてご紹介します。
世界的に活躍するアーティストが丁寧に指導
簡易金継ぎが学べる「TNCA☆」では、世界的に活躍する中野拓さんから指導をうけられます。美術館とアトリエが融合したような新感覚のスタジオで、日本の伝統文化を学べます。
世界中からVIPが訪れたり、日本の芸能人が金継ぎ体験しにきたりしています。これまでに、2,000人以上の生徒さんを教えてきた経験があるので初心者でも、気軽に挑戦できます。
中野さんの作品はどれも独特で、誰も見たことがない唯一無二の作品です。「壮大な宇宙」をテーマにした作品が多くみられ、どれも芸術性に優れ神秘的なセンスを感じさせます。
サラリーマンを辞め、36歳で陶芸家の世界に転職した異色の経歴を持っています。伝統にとらわれない柔軟な発想を持った方なので、ほかの金継ぎ教室にはない学びになるでしょう。
金継ぎ一日体験コース
表参道にあるアトリエで、中野さんにマンツーマン指導してもらえます。割れや欠けによって損傷した器にうるしや金で装飾し、新しい命を吹き込んでいきます。
もともと、想い入れの強かった器を修理することでさらに愛着がうまれます。中野さんと一緒に手がけた作品になるので、一生忘れられない経験になるでしょう。
コース料金と予約方法
コース料金は1万4,300円(受講料・材料費込み)です。所要時間は90分で、できた作品はその日のうちに持ち帰れます。予約はホームページからできます。
メール、LINEから問い合わせできるのでご活用ください。金継ぎ以外にも陶芸体験もできるので、興味のある方は要チェックです。
Makers' Base
Makers' Baseの基本情報
会社名 | 株式会社メイカーズ |
住所 | 〒152-0031 東京都目黒区中根1-1-11 |
電話番号 | 03-6421-1571 |
Makers’ Baseでは、難易度が高いとされるガラス金継ぎができる教室です。ガラスでイヤリングやピアスが作れるので、ご自身の手で世界にひとつだけの作品を作ってみてください。
ガラス素材にも対応する金継ぎを学べる
「Makers’ Base」では、色鮮やかなガラスを使った金継ぎ体験ができます。器での金継ぎだけでなく、ピアスやイヤリングも作品にできます。ガラスが持つ透明感に、金色が加わることで美しいデザインになります。
ガラス金継ぎができる教室は少ないです。表面がつるつるしているので、うるしがくっつきにくく難しいとされているからです。ガラス製品を修復したい方や、ピアスなどを金継ぎしてみたい方におすすめです。
サービスの概要
6,600円(税込)で体験でき、所要時間は2時間ほどです。直したい陶器・磁器・ガラス製品を持参しましょう。修復部分が乾くまで時間がかかるので、お持ち帰り用の箱もお持ちください。
また修復か所が多くて直しきれなかった場合は、日をあらためてもう一度ご参加ください。ご予約はホームページから受付けしています。
ガラス金継ぎの注意点
ガラス製品の場合は、つるつるしているので接着するときにズレやすいです。ホコリやガラス粉がついていると、しっかりくっつかないのでご注意ください。
またワイングラスのステム部分は金継ぎには不向きです。ステムとは、グラスを支える細い部分のことです。修復自体はできますが、強度が弱いため液体を入れたときに折れる可能性があります。耐久性が低いのでおすすめしませんが、オブジェとして金継ぎするのであれば問題ありません。
ご自身の器が直せるか不安な方は、事前に問い合わせて確認しましょう。
まとめ
本記事では、東京で簡易金継ぎが体験できる教室を3つご紹介しました。熟練した講師が丁寧に教えてくれるので、初心者でも安心です。簡易金継ぎの場合、1日で修復できるので何回も通う必要がありません。通常の金継ぎよりも手軽であることが魅力でしょう。日本の伝統文化を学びながら、大切な陶器やガラス製品を直せるので、ぜひ教室に訪れてみてはいかがでしょうか。
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金継ぎ暮らし
金継ぎ暮らしは東京を中心に活動しているグループで、年間に1,000個以上の金継ぎを行っています。たくさんの器を直してきた経験はもちろん、テレビ取材や監修、本の出版といったさまざまな実績もある、確かな技術を持った講師が教えてくれるのが大きな特徴です。
すべての道具が食品衛生法基準をクリアしているので、金継ぎした後も安心して食器を使用することができます。教室数も多いので、通いやすいのも強みだといえるでしょう。レッスン内容も、1日完結の体験コースや通って学ぶ本格コースがあります。