金継ぎキット(urujyu)

公開日:2024/03/15
金継ぎキット(urujyu)

器の割れや欠けを生かした美しい仕上がりが魅力の金継ぎは、味わいが加わり、大切な器を長く使い続けられると人気を集めています。モノを大切にするていねいでサステナブルな暮らしが実現可能です。自宅で気軽に金継ぎが楽しめるurujyuの金継ぎキットについて、詳しく紹介します。

京都にお店を構える工芸店

urujyuは、京都にお店を構える工芸店です。「漆の文化を未来に繋げたい」をコンセプトに掲げ、金継ぎによって器と人と自然がつながる繕いの時間を提供しています。

漆樹urujyu

urujyuには「小さな1本の漆の木が力強く大地に根を張る大樹に育ちますように」「金継ぎで繋がる人達が集う宿木のような存在になりたい」という想いが込められています。

金継ぎとは

金継ぎとは、器の欠けや割れを漆で接着し、継いだ部分を金粉や銀粉で美しく装飾する、江戸時代から受け継がれる日本独自の修復技法です。継いだ部分も含めて、美しく味のあるデザインに仕上がるのが、金継ぎの大きな魅力です。

漆の文化を未来につなげたい

漆の文化を未来につなげたいという想いから、2015年に創業したurujyuは、自然に還る天然素材を使用し、器と人と自然が繋がる繕いの時間を楽しませます

金継ぎで、いつか土に還る器をもう少しこちらの世界へとどめておきたい、という想いが込められており、金継ぎによって、器の割れや欠けを生かした味わいあるデザインに生まれ変わります。urujyuは、金継ぎを通じて「漆のある暮らし」「漆の技術」「国産の漆」を全国に広めています。

天然素材へのこだわり

こだわりの天然素材を使用しているurujyuは、国産の漆を届けたいという想いから、漆の木を植える活動を2020年にスタートさせました。

こだわりの天然素材を使用

漆の木から採取した生漆や純金、純銀、天然のヤスリと呼ばれている木賊など、こだわりの天然素材を使用しています。木賊は表面がザラザラしているため、ヤスリの代わりとして古くから用いられてきた植物です。

漆の木を植える活動をスタート

urujyuは2020年に京都府美山町へ移り住み、漆の木を植え始めました。自然に囲まれた休耕地を利用し、現在では80本以上の漆の木が育てられています。漆が採取できるようになるまでには、10年以上の長い年月が必要です。将来国産の漆を全国に届けられるように、日々努力を重ねています。

シンプルさが特長の「Kintaugi Earth」

「Kintaugi Earth」は、シンプルでナチュラルな金継ぎキットです。一番自然に近い状態の生漆など、こだわりの天然素材を使用しています。蒔仕上げと磨仕上げの両方が楽しめるため、それぞれのよさを味わえます。

シンプルでナチュラルな金継ぎキット「Kintaugi Earth」

「Kintaugi Earth」は、金継ぎの工程で使用する道具や家で使いやすい分量の材料がセットになっています。日本語と英語のテキストや動画で初心者にも分かりやすく説明されていて、値段は15,950円(税込)です

キットの漆は、漆の木から採取した樹液のゴミだけを取り除いた、自然に一番近い状態の生漆(きうるし)だけで、天然素材へのこだわりが詰まっています。生漆に土や小麦粉、木紛を混ぜ合わせることで、器の欠けを埋めたり、失くした部分を形づくったり、割れを継ぐことも可能です。すべて自分の手で調合する楽しさを味わえます

接着剤や塗料として重宝されてきた漆は、採取したては象牙色ですが、空気に触れると飴色に変化し、天然顔料を入れると赤くなるのが特徴です。

蒔仕上げと磨き仕上げの両方が楽しめる

蒔仕上げと磨き仕上げの両方が楽しめるため、さまざまなバリエーションの金継ぎを楽しみたい方におすすめのキットです。蒔仕上げとは、金粉を蒔きその上を漆でしっかり固めてから磨き上げる仕上げ方法です。手間はかかりますが、耐久性に優れており、美しい光沢や品格が漂うデザインが魅力です

一方で磨き仕上げとは、金消し紛を蒔いて仕上げる方法で、磨きの工程がないため、マットな仕上がりになります。異なる仕上がりのデザインを楽しむことができるキットです。

受け継がれた知恵と技術のバトンを繋げる

大切な器が壊れたときに金継ぎで蘇らせる、そんな暮らしが当たり前になることを願い、金継ぎによって受け継がれた知恵と技術のバトンをつなげます。伝統的な道具や自然に還る天然素材にこだわり、器と人と自然がつながる時間を贈ります。

まとめ

urujyuの金継ぎキットの特徴について紹介しました。urujyuは、漆の文化を未来に繋げたい、という想いから創業された京都の工芸店です。自然に還る天然素材を使用した金継ぎによって、器と人と自然がつながる繕いの時間を提供しています。国産漆や純金、純銀など、安心安全の天然素材を使用し、伝統的な自然素材を厳選しています。2020年には、自社で漆の木を植える活動をスタートさせ、現在80本以上の漆の木が育てられています。「Kintaugi Earth」は、蒔仕上げと磨き仕上げの両方が楽しめるシンプルでナチュラルな金継ぎキットのため、すべて自分の手で調合する楽しさを味わえます。天然素材にこだわったurujyuの「Kintaugi Earth」で、金継ぎを楽しんでみてはいかがでしょうか。

金継ぎキット(urujyu)の基本情報

商品名金継ぎキット
提供会社名urujyu(潤樹)
住所(教室開催場所)〒601-0722 京都府南丹市美山町安掛寺ノ上36
公式HPhttps://urujyu.com/
迷った方はこの教室がおすすめ

金継ぎ暮らし

金継ぎ暮らし

金継ぎ暮らしは東京を中心に活動しているグループで、年間に1,000個以上の金継ぎを行っています。たくさんの器を直してきた経験はもちろん、テレビ取材や監修、本の出版といったさまざまな実績もある、確かな技術を持った講師が教えてくれるのが大きな特徴です。

すべての道具が食品衛生法基準をクリアしているので、金継ぎした後も安心して食器を使用することができます。教室数も多いので、通いやすいのも強みだといえるでしょう。レッスン内容も、1日完結の体験コースや通って学ぶ本格コースがあります。

東京でおすすめの金継ぎ教室比較表

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教室名金継ぎ暮らしTNCA☆(Taku Nakano Ceramic Arts☆)工房こつぐにっぽん てならい堂夢東日本金継ぎ協会つぐつぐ
特徴食器に使える金継ぎを行える信頼できる実績が豊富本漆による金継ぎにこだわっている学べるものの種類が豊富老舗の伝統的な技術を学べる初心者でも安心して学べるスケジュールを調整しやすい
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