金継ぎコフレ(堤淺吉漆店)

公開日:2023/09/14
金継ぎコフレ(堤淺吉漆店)

金継ぎは、欠けたり割れたりしてしまった器を漆で接着し金粉などで装飾する日本の伝統技法です。使えなくなった器が使えるようになり、かつ大事に使っていた器が金の装飾がほどこされることにより美しくうまれ変わります。今回は家で金継ぎが体験できる金継ぎコフレと、それを監修する堤淺吉漆店について紹介します。

監修する「堤淺吉漆店」とは

金継ぎコフレを監修する堤淺吉漆店について紹介します。どんなことを行っている会社なのでしょうか?

京都にある歴史ある漆の専門店

堤淺吉漆店は京都、仏光寺の近くに店舗を構えています。明治42年に堤淺吉商店として創業して以来、漆の精製や販売を行ってきた歴史のある会社です。漆の樹液を仕入れて生漆の精製、塗漆の精製、調合、調色などを自社一貫で行っている漆のメーカーです。

伝統を守りつつ新しい挑戦も行っている

堤淺吉漆店では伝統的な技法に加えて、新しい技術である高分散精製工法も活用し顧客のニーズに応えられるよう漆の提供を行っています。歴史ある漆の専門店ではありますが、伝統を大事にしつつ新しい商品開発も積極的に取り組んでいます。

材料や道具などについてもほかのメーカーと共同開発を行うなどして、顧客がよろこんでくれる商品づくりを日々行っています。堤淺吉漆店が開発を行った高分散精製漆、光琳は伝統的な漆と比べると耐候性が高く、日光東照宮、姫路城といった国宝、重要文化財の修復などに使われています。

「漆」へのこだわり

漆のメーカーとして堤淺吉漆店は漆にどんなこだわりを持っているのでしょうか。

漆への感謝を大事にする精神

創業者である堤淺吉は漆のおかげで生活できることに感謝し、漆を一滴も無駄にしてはならないという想いを大事にしており、現在の社訓として今もしっかり受け継がれてきました。昔とは違い精製技術、設備が進化し生産量や作業のスピードはアップしていますが、社訓を今でも大事にしています。

堤淺吉漆店の漆は国宝や重要文化財の修復から漆器、仏具、雅楽器、家具など幅広いところで利用されています。使う場面や条件、職人の好みなどによって、求められる漆は異なるため、さまざまなニーズに応えられるよう、乾き具、粘度、色合い、ツヤの調整などを行っています。

漆の魅力を伝える

利便性がよく、安価で大量生産できるものがたくさんあふれる現代で、漆は高い、扱いづらいなどというイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。堤淺吉漆店は漆を扱うメーカーとして、漆がすたれてしまわないよう、漆の提供だけを行うのではなく漆の魅力を伝えることを使命としてきました。

「うるしのいっぽ」という漆の魅力を伝える冊子づくりを行い、漆の魅力を発信する活動を行っています。また金継ぎが家でできる金継ぎコフレも漆の魅力を多くの方に伝えたいとして監修を行っています。

天然漆を用いた「金継ぎコフレ」

漆の魅力を幅広く伝えるため、堤淺吉漆店は金継ぎコフレの監修を行っています。家で金継ぎができる金継ぎコフレの魅力について解説します。

本格的な金継ぎが家で楽しめる

金継ぎコフレは天然漆と純金粉で本格的な金継ぎが楽しめるセット。工程ごとに丁寧な動画解説があるので、金継ぎ教室に行くのが難しい方でも家で金継ぎを楽しめます。漆は乾くのに時間がかかるので、1か月や2か月など完成までに時間がかかります。ゆっくりとできあがっていく工程を楽しみましょう。

コフレのように見て楽しめる金継ぎセット

冬になるとクリスマスコフレという単語を耳にする機会が増えます。コフレとはフランス語からきており、きらびやかな宝石などを入れる箱というような意味合いがあります。

クリスマスコフレに冬らしい限定の化粧品が詰めこまれているように、金継ぎコフレにはまるで化粧品のようなスタイリッシュな道具や材料が詰めこまれています。

金継ぎという伝統技法が体験できるセットとは思えないおしゃれな見た目をしており、見た目からも楽しめるでしょう。そのスタイリッシュさが目にとまり、ファッション雑誌やホビー雑誌、ウェブマガジンなどで数多く掲載されています。

もちろん見た目だけではなく、中身にもしっかりこだわっており、収納穴やトレーが独立しているので商品がしっかりおさまります。道具を使った後も箱に収まるので片付けもしやすく、予備の収納もあるので使いで道具や材料を買い足しても収まるように設計されています。

また使い手の意見を反映し、使いやすいように容器や収納にもこだわりました。金継ぎコフレに入っている材料はなくなったらネットショップから個別に購入できるので、材料がなくなっても再購入でき家で長く金継ぎが楽しめるでしょう。

まとめ

金継ぎをすることで、欠けたりひび割れたりした器が再び使えるようになります。金継ぎコフレは家で金継ぎが体験できるセットになっています。まるでコフレセットのようなスタイリッシュな見た目は見るだけでも楽しめ、ギフトにも最適です。

漆のメーカーである堤淺吉漆店が監修している金継ぎコフレは天然漆と純金粉が入った本格派です。動画やパンフレットで工程が丁寧に解説されているので家でも金継ぎが体験できます。金継ぎコフレに入っている材料はなくなったらネットショップから個別に購入できるため、長く金継ぎを楽しめます。

金継ぎコフレ(堤淺吉漆店)の基本情報

会社名株式会社 堤淺吉漆店
住所京都府京都市下京区間之町通松原上る稲荷町540番地
電話番号075-351-6279
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金継ぎ暮らし

金継ぎ暮らし

金継ぎ暮らしは東京を中心に活動しているグループで、年間に1,000個以上の金継ぎを行っています。たくさんの器を直してきた経験はもちろん、テレビ取材や監修、本の出版といったさまざまな実績もある、確かな技術を持った講師が教えてくれるのが大きな特徴です。

すべての道具が食品衛生法基準をクリアしているので、金継ぎした後も安心して食器を使用することができます。教室数も多いので、通いやすいのも強みだといえるでしょう。レッスン内容も、1日完結の体験コースや通って学ぶ本格コースがあります。

東京でおすすめの金継ぎ教室比較表

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教室名金継ぎ暮らしTNCA☆(Taku Nakano Ceramic Arts☆)工房こつぐにっぽん てならい堂夢東日本金継ぎ協会つぐつぐ
特徴食器に使える金継ぎを行える信頼できる実績が豊富本漆による金継ぎにこだわっている学べるものの種類が豊富老舗の伝統的な技術を学べる初心者でも安心して学べるスケジュールを調整しやすい
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