【海外旅行客向け】英語対応可能な金継ぎ教室おすすめ3選!

公開日:2025/09/19 最終更新日:2025/09/24

日本の美しい伝統工芸「金継ぎ(Kintsugi)」が世界的に注目を集める中、日本を訪れる海外旅行客の間でも大きな人気を博しています。壊れた陶磁器を金で美しく修復するこの技法は、単なる修理技術を超えて、日本独特の美意識と哲学を体現しています。
本記事では、英語での説明が可能で、海外からの旅行者が安心して参加できる金継ぎ教室を厳選してご紹介します。

2025年6月1日より、法律が新しくなりました。
そのため、ほとんどの簡易金継ぎ教室が食器として使えなくなっています。
当サイトでは、新しい基準『食品衛生法370号ポジティブリスト制度』に適合している教室のみを【食器として使える】と記載しています。

Why Kintsugi? Why Now?

近年、日本を訪れる海外旅行客の間で、従来の観光地巡りだけに留まらず日本独自の本格的な文化体験への関心が高まっています。
その中でも金継ぎは、日本独特の美意識である「侘寂(wabi-sabi)」の精神を直接体験できる唯一無二のアクティビティとして注目されています。

金継ぎが海外の旅行客に人気な理由として、そのアート性と哲学性の高さが挙げられます。単に壊れたものを直すのではなく、「傷跡を美しく生かす」という発想は、欧米の修理文化とは根本的に異なる考え方です。この「不完全さの中に美を見出す」という思想は、現代社会のストレスや完璧主義に疲れた多くの外国人に深い感動を与えています。

また、持続可能性(サステナビリティ)への意識の高まりも金継ぎ人気を後押ししています。「捨てずに活用する」「新たな価値を創造する」という金継ぎの精神は、環境問題に関心の高い欧米圏の価値観にマッチしています。
本記事では、こうしたニーズに応える英語対応可能で海外旅行客の評判が良い人気の金継ぎ教室を厳選してご紹介します。日本の伝統文化をより深く理解し、特別な思い出を作りたい旅行者にとって、きっと満足いただける体験をお約束します。

【個人旅行者向け】訪日外国人におすすめの金継ぎ体験教室

個人での日本旅行がますます人気を集める中、一人旅・カップル・家族旅行などで日本を訪れた外国人旅行者にとって、短時間でも本格的な文化体験ができる金継ぎワークショップは理想的なアクティビティです。
特に東京や大阪といった都市部では、限られた滞在時間の中で最大限の文化体験を求める旅行者が多く、2-3時間で完結する金継ぎ体験は非常に魅力的です。言語の壁を感じることなく、英語で丁寧な案内が受けられ、初心者でも安心して参加できる教室を以下にご紹介します。

金継ぎ暮らし

金継ぎ暮らしのメイン画像

金継ぎ暮らしの基本情報

会社名金継ぎ暮らし
住所東京都港区六本木4-8-7 六本木嶋田ビル5F
電話番号03-6824-6511

金継ぎ暮らしは、壊れてしまった食器を直す金継ぎを丁寧に教えてくれる会社です。
公式サイトでは金継ぎの歴史とやり方、修繕方法などが掲載されています。
公式メディアを活用すれば日本にある伝統文化に触れられるため、ぜひ閲覧してみてください。

体験教室がある

東京を中心に金継ぎの教室を開催しています。自由が丘や府中、大宮、六本木ヒルズに教室があり、1日体験に参加可能です。
この体験では漆を使わないため、乾燥させる時間が省略でき、2時間程度で済みます。手が荒れる心配もありません。
自分で修繕したものは持ち帰ることが可能です。

修繕するための器は自分で持ち込むことも可能です。陶器や磁器のほか、木製品などが体験に利用できます。コップの取っ手も修繕が可能です。
壊れている食器がなくても、食器を扱っているお店から壊れたものを引き取って体験者の学習材料として提供しているため、気軽に参加できます。
基本的にどんなものでも直せますが、破損規模が大きい場合は、無料サポートを活用してください。

1日体験の料金は8,800円(税込)です。体験日に現地で支払います。対応している支払い方法はQRコード決済、電子マネー、クレジットカード、現金です。

金継ぎの情報を提供中

金継ぎ暮らしは、有益な情報を公式サイトで発信しています。
金継ぎが発展した歴史、技術、具体的なやり方や修繕の種類、初心者でもできるのかといったトピックを取り扱っており、誰にでも理解しやすく説明されているのです。

さらに、自宅で金継ぎができるキットの紹介もあります。伝統的な技術ではありますが、未経験者でも楽しめるように工夫されているのです。
金継ぎ暮らしの公式サイトは、金継ぎを体験したい人に有益な情報を発信中です。

TNCA☆(TakuNakanoCeramicArts☆)

TNCA☆(TakuNakanoCeramicArts☆)のメイン画像

TNCA☆(TakuNakanoCeramicArts☆)の基本情報

会社名 TNCA☆(Taku Nakano Ceramic Arts☆)
住所東京都港区南青山3丁目8-2
電話番号080-4616-2105

TNCAは、世界的に著名な陶芸家・金継ぎ師である中野拓氏が主宰する表参道の工房です。
器が壊れる前よりも修繕で人の手を加えた後の方が、強靭で輝く状態になると考え、金継ぎを広める活動をしています。

国内外で話題の教室

国内外のメディアで頻繁に取り上げられる話題の教室です。1日体験では、本格的な金継ぎができます。体験コースとオプションは複数あるため、事前に確認しておきましょう。
発生した亀裂を赤い漆で染め金継ぎする方法を体験すれば、日本独自の不完全さの中に美を見いだす価値観に触れられるでしょう。細かく破損した器を修繕するコースでは、金継ぎ未経験者でも体験可能です。完成すれば飲食にも使えます。
さらに、中野拓氏が生み出した呼び継ぎといわれる方法も体験可能です。最も高いレベルとされており、器の欠けた部分を別の素材で修繕する方法とされています。

会員制の教室もある

会員制の教室もあります。実践的なカリキュラムで金継ぎの基本的な知識や技術を身につけてもらうためのコースです。
知識と技術の面からレクチャーしてくれます。はじめは漆の基本的な特徴を学び、塗りや継ぎを習得するのです。
次に漆についての知識と技術を活用して金継ぎをします。白黒の器を利用して学習するようです。相反する色の器を使うことで基礎を固めていきます。
さらに、自分の家から壊れた器を持ち込み金継ぎをします。最後に、自分の大事なものを継ぐ指導を受けるのです。
これにより、金継ぎの体系的な知識と技術が身につくようになっています。

Zenkei

Zenkeiのメイン画像

Zenkeiの基本情報

会社名Zenkei
住所大阪府大阪市浪速区元町2丁目6-30
電話番号

金継ぎは日本の文化ですが、現在は世界中に注目されています。伝統的な技術のため、大昔の日本が持つ感覚を体験できるはずです。
香港で日本製の器の卸業に関わっていた経験の中で、商品が壊れてしまった際の対応に残念な気持ちを持っていました。

その後、独学で金継ぎを習得し、ワークショップを海外で開催するまでになります。日本へ帰国し、自国の技術が十分に認識されていない状況を目の当たりにして、金継ぎの技術を見直しました。そして、より多くの人と伝統技術や文化を共有できる場所を作るためZenkeiがスタートしたのです。
海外での活動が多いため、国外のワークショップに定評があります。

TripAdvisorでの評価は4.8という高評価で、参加者からは「Amakersdream」「Fun,educational,philosophical,healing」といった絶賛の声が寄せられています。

【旅行会社・団体対応向け】ツアー商品に組み込みやすい教室

近年、団体旅行や企業のインセンティブツアーにおいて、「文化体験×英語ガイド」を組み合わせたプログラムへの需要が急速に高まっています。特に企業の報奨旅行や教育旅行では、単なる観光ではなく、参加者の心に深く残る意義深い体験が求められています。

金継ぎ体験は、チームビルディング効果も期待でき、参加者同士の交流を深める絶好の機会となります。また、日本独特の「もったいない」精神や持続可能性への取り組みは、企業のCSR活動とも親和性が高く、ビジネス旅行の一環としても価値の高いプログラムです。

以下では、大人数での受け入れ実績があり、英語でのツアー対応が可能な教室をご紹介します。

金継ぎ暮らし

金継ぎ暮らしのメイン画像

金継ぎ暮らしの基本情報

会社名株式会社八意
住所東京都港区六本木4-8-7 六本木嶋田ビル5F
電話番号03-6824-6511

「金継ぎ暮らし」は、代官山蔦屋書店などで教室を開催し、本物の漆と金粉を用いた伝統的な金継ぎ体験を提供しています。

単なる作業体験ではなく、職人の丁寧な指導のもとで伝統工芸に触れられるため、参加者にとって忘れられない特別な時間となるでしょう。質の高い文化体験をツアーの目玉にしたい場合に最適な教室です。

本格的な伝統技法

「金継ぎ暮らし」の最大の魅力は、プロの職人集団から直接、本格的な伝統技法を学べるのが特徴です。漆工芸の大家に師事した経験豊富な職人が、伝統的な工程に沿って丁寧に指導してくれるため、本格的な体験が楽しめます。

本体験では、本物の漆と金粉を使用するため、修復した器は見た目の美しさはもちろん、食品衛生法にも適合する安全性を確保できます。参加者が持ち帰った後も長く愛用できる「本物」の体験を提供することは、ツアー全体の満足度向上につながるでしょう。

手ぶらで参加可能

団体ツアーを企画するうえで、参加者の負担をいかに軽減するかは重要なポイントです。「金継ぎ暮らし」では、参加者が手ぶらで気軽に参加できる環境が整っています

また、約2時間で体験が完了し、修復した器を当日持ち帰れる手軽さも、タイトな旅行スケジュールに組み込みやすい大きなメリットです。このように、参加者の利便性を最大限に考慮したサービスは、スムーズなツアー運営を実現します。

つぐつぐ

つぐつぐのメイン画像

つぐつぐの基本情報

会社名株式会社つぐつぐ
住所東京都渋谷区恵比寿2-21-2 akikito apt. 1階
電話番号 03-6879-0940

「つぐつぐ」は、恵比寿や浅草といった観光の拠点となるエリアに教室を構え、利便性の高さとプランの多様性で人気を集めています。

特に、短時間で楽しめる体験から本格的なコースまで幅広く提供しており、さまざまなニーズに応えられるのが強みです。外国人観光客向けの英語対応も充実しているため、インバウンドツアーにも安心して組み込めます。

アクセスの良さ

ツアーの行程において、移動時間の短縮は非常に重要です。その点で「つぐつぐ」は、恵比寿や浅草という、都内でも特にアクセスの良い場所に教室を構えています。参加者が移動に費やす時間を最小限に抑え、その分体験や観光に時間を充てられることは、ツアー全体の満足度向上に直結する重要な要素と言えるでしょう。

多様なプラン

参加者の目的や滞在時間に合わせて選べるプランの多様性も「つぐつぐ」の魅力です。初心者向けの気軽な体験から本格的な技術の習得まで、あらゆる団体の要望にも対応しています。

参加者の興味やスケジュールに合わせて最適なプランを選択できるため、企画の幅が広がり、より魅力的なツアーを策定できるでしょう。

Wabunka Enterprise(出張専門)

Wabunka Enterprise(出張専門)のメイン画像

Wabunka Enterprise(出張専門)の基本情報

会社名J-CAT株式会社(Wabunka Enterprise)
住所東京都中央区日本橋1丁目4番1号日本橋一丁目三井ビルディング5F
電話番号

「Wabunka Enterprise」は、指定された場所へ講師を派遣する出張専門の金継ぎ体験サービスです。ホテルやイベント会場など、ツアーの都合に合わせた場所で実施できるため、移動の手間や時間を大幅に削減できます。

参加者の負担を最小限に抑えつつ、質の高い文化体験を提供したいというニーズに完璧に応える、非常に柔軟性の高いサービスです。

完全オーダーメイド

「Wabunka Enterprise」の最大の強みは、あらゆる要望に対応可能な完全オーダーメイドのプランニング力です。Wabunka Enterpriseのサービスを利用すれば、既成概念にとらわれない自由な発想で文化体験をツアーに組み込めます。

例えば、企業のインセンティブ旅行の一環として高級ホテルで体験会を実施したり、国際会議の合間に海外からのゲスト向けに短時間で完了するプログラムを組んだりと、その活用方法は無限大です。

移動の手間なし

団体ツアーにおいて、参加者の移動は課題になりがちですが、Wabunka Enterpriseはその悩みを根本から解決します。

Wabunka Enterpriseのサービスでは講師が指定の場所へ出張してくれるため、参加者が体験場所へ移動する手間が一切かかりません。出張サービスにより、参加者は慣れない土地での移動のストレスから解放され、リラックスした状態で文化体験に集中できます。

よくある質問(FAQ)

  • 英語でのワークショップは追加料金がかかりますか?
  • 教室によって異なります。金継ぎ暮らしでは事前相談により対応、Zenkeiでは追加料金なしで英語対応可能です。
  • 作品は当日持ち帰れますか?
  • 金継ぎ暮らしやつぐつぐの簡易金継ぎは当日持ち帰り可能です。ZenkeiやTNCAの本格金継ぎは乾燥に数日かかるため、配送サービスを利用されることをおすすめします。
  • 予約はどのくらい前から必要ですか?
  • 人気の教室は1-2週間前の予約をおすすめします。特に週末や観光シーズンは早めの予約が必要です。
  • 子供も参加できますか?
  • 多くの教室で子供の参加が可能です。ただし、小学生以下の場合は保護者の同伴が必要な場合があります。
  • 持参する器に制限はありますか?
  • 陶磁器、ガラス器、木製品など多くの素材に対応していますが、金属製品や特殊な素材は事前相談が必要です。

まとめ

日本の金継ぎ体験は、単なる観光アクティビティを超えて、参加者の人生観に深い影響を与える特別な文化体験です。言語対応・予約方法・アクセスの良さを十分に確認し、自分の旅行スタイルや滞在期間に合った教室を選ぶことが重要です。
短時間で本格体験を求める方にはZenkeiやTNCA、実用的な作品を持ち帰りたい方には金継ぎ暮らし、団体での特別な体験を求める方にはWabunka Enterpriseがおすすめです。日本文化をより深く味わいたい旅行者にとって、金継ぎは間違いなく唯一無二の貴重な体験となるでしょう。
この美しい伝統工芸を通じて、日本の心と出会う素晴らしい旅の思い出を作っていただければと思います。

東京でおすすめの金継ぎ教室比較表

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教室名金継ぎ暮らしTNCA☆(Taku Nakano Ceramic Arts☆)工房こつぐにっぽん てならい堂夢東日本金継ぎ協会つぐつぐ
特徴食器に使える金継ぎを行える信頼できる実績が豊富本漆による金継ぎにこだわっている学べるものの種類が豊富老舗の伝統的な技術を学べる初心者でも安心して学べるスケジュールを調整しやすい
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